最近流行のオウンドメディアを3つに分類してみた

2015年07月13日

若干いまさら感もありますが、オウンドメディア運営に取り組み始める企業が増えてきましたね。デジタルマーケティング系のニュースでよく取り上げられてもいますし、仕事で企業サイト見てると「あ、こんなとこにもオウンドメディア」って感じで偶然発見することもあります。

例によってB2B企業の事例中心で主観的に分類してみました。一口にオウンドメディアと言っても、大きく3つに分けられるんじゃないかと思ってます。
(1)接点拡大系
(2)接点強化系
(3)広報力強化系

(1)接点拡大系

サイトに掲載されている情報が企業の製品・サービスそのものではなく、その製品を必要とするお客様の課題とか、製品に関係するトピックが記事になっているサイトです。

例えば、オムロンヘルスケアの「Rhythm」の紹介ページには「健康に関する新しい感性やトレンド、快適なライフスタイルを築くために役立つ情報を伝えていくヘルスケアメディアです」という説明があります。

オムロンヘルスケアは血圧計や体重計などの健康器具を扱っている会社ですが、製品そのものではなく、そういった製品を買いそうな客様が関心のある「健康な生活」についての情報にフォーカスした記事を書いてます。健康に関心を持つ人と接点を増やし(さらに健康志向な人を増やし)将来的に自社のお客様になってもらおうという作戦でしょう。購買プロセスでも最初のステップに当たる「必要かもしれないと気づいてもらう」「欲求を創り出す」という成果を狙ったサイトです。

IBM(Mugendai)や東洋インキ(1050+)、コクヨ(WORKSIGHT)も同じタイプのサイトだと思います。

(2)接点強化系

キーエンスが運営する「安全知識.com」やライオンの「Lidea」は(1)に入るような気もしますが、扱っているトピックがより自社製品と近いので、分類を分けました。「(1)接点拡大系」に対して「(2)接点強化系」のように。購買プロセスでは(1)より一段下がって、よりリードジェネレーション(見込み顧客獲得)に近い効果を狙っていると考えられます。

この分類にはいるコンテンツの特徴は、いわゆる「お役立ちコンテンツ」ということです。ターゲットになるお客様に役立つ情報を用意して、信頼を築いていこうとしているように見えます。

※とはいえ、接点の「拡大」と「強化」は、よくよく考えると同じ分類になるかもしれません。コンテンツレベルで見ると、違う特徴があるのて一旦別分類にしました。まだ考え中。 (※2015年8月16日 欲求創出やリードジェネレーションの説明を追加して、(2)は明確に個別の分類にしました。)

(3)広報力強化系

一言で言うと「わかりやすいニュースリリース」です。ニュースリリースは文章がかたすぎて内容もわかりづらいし、よっぽどの理由がないと読もうという気にはならないと思います。(僕だけ?ではないはず)株価などにも影響するので固い表現にならざるを得ない部分がありますが、「広報」という目的からしたら読まれてナンボという側面もあるはずなので、そこを補う意図でこのタイプのサイトが使われているのかな、と見ています。

例えば富士通の「FUJITSU JOURNAL」。タイトルに「【ICT X INNOVATION】豊かな未来を創るビジネスやテクノロジー情報をお届けするWEBマガジン」とあって、事業提携のお知らせや展示会への出展レポート、製品の技術的な解説などをが記事になっています。

興味関心をくすぐるタイトル、文体も内容も読みやすさ・わかりやすさに配慮されています。また写真やイラスト、動画が多用されているのもこれまでのニュースリリースとは違う点ですね。ソーシャルでの拡散も意識していると思います。総合的に見て、広報力強化をねらったサイトだと考えられます。

他の例では、日立製作所(SOCIAL INNOVATION)、GE(GE REPORTS)もこれに当たると思います。

しめ

最近、あちこちで目にするオウンドメディア事例。外から分かる範囲で勝手に分類してみましたが、運営している中の人が見ると「ハズレ!」って思われるとこがあるかもしれませんが・・・。

この分類の正否はあるにせよ、オウンドメディアの事例が増えているというのは、企業のWeb活用が当たり前になって、デザインやモバイル対応などのトピックが一巡し、ようやく最も大事な「コンテンツ=情報そのもの」にフォーカスがあたってきたのだろうと考えます。だとすると、いい流れですね。

投稿日:2015年07月13日 No Comments »

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