そこに客がいるからさ(なぜソーシャルメディアでPRするのか?への回答)

2010年08月10日

DIALOGHOUSE6というソーシャル系の勉強会(?)に参加してきたんですが、そこで客席から投げ込まれた質問が面白かったので、自分でも考えてみました。(会は「PR×ソーシャルメディア:これから5年間のビジョン」というタイトルでしたが、PRの部分が少なめだったのが残念でした。)

プレゼンの後で会場から「(特徴と同時に、PRの場として)なぜソーシャルメディアを選ぶのかという部分が抜けてるのでは?」と指摘が入りました。企業にとってはそこ、とても大事です。

尚、当日は「ソーシャルメディア」という言葉が使われていましたが、思うところがあるので以下の文章では「Web」という言葉に置き換えています。(これについては長くなるので別のエントリーで)

効率的、効果的なPR活動の場として評価されているWeb

主体が企業でも行政でもNPOみたいな団体でも、PR活動の目的は「何かをターゲットに伝えること」だと思うので、それに照らして僕が出した答えは次の3つです。

1.そこに伝えたい人がいるから

当たり前すぎるかもしれませんが、だからこそ大事なことだと思います。インターネットが普及して、ますます多くの人が様々なシーンでWebを使うようになって、他のメディアの滞在時間を食っちゃうぐらい活発に利用されてきている。つまり、たくさんの人が使っていて、そこに対してメッセージを投げることで効果がでる(伝わる)からWebでPRするんだと思います。

逆に言うと、伝えるべき相手(ターゲット)がWebを使っていないのであれば、別のメディアを使うべきなのは当然の話です。

ただ、既存のメディアは影響力を下げていますし、逆にインターネット利用人口や滞在時間の伸びから利用メディアがシフトしていることが容易に読み取れます。なので大きな流れとしてはWebがPRの場としてますます有効になっているということなのでしょう。

あと、単純に数の論理だとマス広告のほうがたくさんの人にリーチできるけど、その広告費の半分は無駄という話もあるので、ROIの妥当性とか考えてもWebが評価されているのかなと思います。

2.発信側に都合がいい

例えば「情報が伝播しやすい」。メール、ソーシャルブックマーク、TwitterのRT、Tumblr、などなどなど。情報を掲載している場(=Web)がそのまま情報発信の機能も持っている訳ですから「転送」は容易に起こります。人の関心を得ることさえできれば、比較的容易に情報を拡散できるのは発信者にとって大きなメリットだと思います。

さらに「情報の拡散度合いが可視化できる」こともメリットだと思います。ブックマーク数、RT数、リブログ数、などからPRの効果が見えるということですね。しかもこの効果測定はほぼリアルタイムで安価です。

ソーシャルグラフの大小や属性から逆算して「計画的にPR活動ができる」こともメリットになるのでは、と考えました。ターゲットとしているコミュニティの中心に近い人物を狙って情報提供すれば、そこをハブとして計画的・効率的に情報を伝播させられるはずです。

最後のメリットとしては、WebでPRすることで「コンバージョンに結びつけやすい」ということも考えられます。これは商材によると思いますが、例えば安価な一般消費財(文具とか食品とか)やオンラインサービスの場合、WebでPRすれば認知→関心→サイトへ誘導→コンバージョン(購入、登録)まで一気に持っていくことができます。つまりビジネスに直結させやすい。

このようにWeb(とくにソーシャルな機能を持った)でPRすることは企業にとって都合の良いこと、も人気の理由ではないかと思います。

3.信用される情報発信のため

マス広告は依然として大きなリーチ力を持っていますが、受け取る側がその情報を信用しなくなってきているということも理由だと思います。

つまり情報を伝えるだけならPaid Mediaでも良いけど、人を動かす力が低下してきていると。逆に自分の身近な(ソーシャルグラフ内の)人から伝わる情報は信頼されやすいというのも、Web経由の情報提供にシフトしてきている理由の一つだと思います。

PRの再定義とソーシャルメディアについて

ところで冒頭の指摘したのはスケダチの高広さんでした。ここまで書いて気がついたんですが、サイトを拝見するとその時の考えについてエントリーが上がっています。んー、僕のこのエントリーでは回答になっていないようですね・・・。

PRの再定義とソーシャルメディアについて、か。難しいな。

ひとまずこれはこれで。珍しく専門から少し外れたあまり勉強してない分野についてのエントリーなので、若干ドキドキしながらポストします。w

投稿日:2010年08月10日 No Comments »

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クライアントワークとしてB2B企業のWeb活用支援と格闘中。グローバルでのWebガバナンスに長年携わってます。詳しくは自己紹介ページをご覧ください。

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